ギターのケーキ★マンドラ超立体ケーキNeverending Story

 

今日、ご紹介する物語は・・・・はてしなく・・・・長く・・・・素晴らしい、お話です。

 

 

 

＜すてきなホームページ、拝見させて頂きました。＞

北海道にお住まいの、幸子さまから初めていただいたメールは、

嬉しいお褒めの言葉で始まっていました。

＜恋人の誕生日にケーキのオーダーを検討しているのですが・・・・・・

マンドラという楽器の形につくっていただきたいと思っています。＞

マンドラ・・・・ネットで早速調べてみると

８本の弦を持ち、ギターのような形をした弦楽器ということがわかりました。

以前制作したYAMAHA/LL-31Bのギターの超立体ケーキをご覧くださったんだ！

ありがとうございます！・・・・メールでご要望などをおたずねして、幸子さまと打ち合わせを重ねました。

カラーチェのクラシコAのプロトタイプ・・・彼氏さまご愛用のマンドラです。

ギターのように、ネック部分が長い楽器をそのまま再現すると細長い形になり、

ケーキとしてはインパクトに欠けるため、ネックとヘッドを省略したボディのみのケーキをお勧めしました。

しかし、幸子さまは、特徴的なヘッドのカール部分の再現をご要望でいらっしゃいましたので

ケーキのサイズをワンサイズ上げて、ネックを短くし、ヘッドをしっかり作りこむことでご同意を得ました。

＜的確なアドバイス本当にありがとうございます。わかりました。

ワンサイズ上げてマンドラのみでお願いします。

本州でマンドラの演奏会に参加して23日に帰って来るんですよ^ ^

想い出に残る誕生日にしてあげたくて。きっと喜んでくれると信じています。

お手数掛けますがよろしくお願いします。

23日はイタリアンのディナーを予約して、そこでケーキを披露する予定でいます♪＞

ラジャー！！私たちもかなり気合が入りました。

想い出に残るお誕生日。

幸子さまと彼氏さまのために、魔法のバースデーケーキを造り上げなくては！！

＜このケーキの存在はオーダーメイドの誕生日プレゼントを検索してて見つけたのかな…

忘れてしまいましたがお気に入りに登録してあったんです。

いい値段するので正直迷ったんですが、どうしても気になったのは一つの縁に感じたんです。＞

幸子さまが仰って下さった、一つのご縁・・・・・

まさかそのお言葉を、後に改めて噛みしめることになるとは

このときは思ってもみませんでした。

いよいよマンドラのケーキ発送の２０日に、スタッフ全員が青ざめる一報が届きました。

ちょうどシルバーウイークに入ったその日、予期せぬ高速道路の大渋滞で

商品のお届けが、最低でも一日以上は遅れるかもしれないという

配送をお願いしているヤマト運輸の営業所さんからのお知らせです。

頭の中が真っ白になりました。

どうしよう・・・・・・。

幸子さまは・・・・北海道・・・・・・。

２３日のディナーの予約・・・・・・。

とりあえずは、その旨を早くお知らせしなくては！

『・・・・ということで、たいへん申し訳ありません。２２日到着がお約束できません。

それで、キャンセルしていただいたら発送は止めますので。』

宮本が、幸子さまにお電話でお知らせして、おたずねしましたところ

＜遅れて届いてもいいので、送ってください。＞

幸子さまのお気持ちを想うと、私は涙が出そうになりました。

＜幸子さま

先ほどは、ありがとうございました。

お届けの22日に間に合わないかもしれないと聞いて驚き、胸を痛めております。

レストランのご予約もされていらっしゃるパーティーなのにほんとうに申し訳ありません。

もし、遅れて届いたせいで、ケーキがムダになってしまいましたらご連絡くださいませ。

代引きでお支払いただいた代金は、返金させていただきます。

 

お届けするマンドラのケーキの写真を添付しております。ご覧くださいませ。

3枚目の写真だけは、実は試作のケーキの断面です。

パティシエが、船底の形をしたマンドラのケーキを置いたときの安定感を確かめるために

同じものを制作しました。

接地面がぐらつくために、やはり台座となるケーキに載せることになったのですが

中のスポンジがどうなっているか、せっかくですから切ってもらって撮影をしました。

試作も、まったく同じ造りです。

パティシエの意気込みを感じていただければと思い、

この写真も一緒に送らせていただきました。

幸子さまのお気持ちと、パティシエの情熱、

そして私ども魔法のバースデーケーキの想いとともに

ぜひとも、マンドラのケーキが22日に届きますよう・・・・祈っております。

kiyomi＞

＜早速写真を送ってくださりありがとうございます。

それと、ご連絡ありがとうございました。

正直、ケーキの到着が遅れるかもしれないとのお話に少しウルウルしました。

でもこれも一つのエピソードです。きっといい思い出になります。

みなさんが私のワガママを聞いてくださり

一生懸命作ってくださったケーキをキャンセルするなんて選択肢だけは浮かびませんでした。

大丈夫！

優しい彼ですしこれだけ特別なケーキは今まで生きてきた中で見たことあるはずがないですから。

万が一後日ケーキだけ一緒に食べることになっても必ず喜んで、

魔法のバースデーケーキ様の技術や姿勢を褒めちぎる姿が目に浮かびます^^

ケーキの写真を見てまた違う意味でウルウルしてしまいました。

素晴らしいです！ここまで精密に作って下さるとは、

失礼ながら本当はもうちょっとデフォルメされたものを想像していたので、

弦の本数が合ってる時点ですでに胸がいっぱいです。

目の前にこのケーキが置かれたらどれほど感激するのか…

私の誕生日じゃないのにハンカチが必要になるでしょう。

ちゃんと考えたらマンドラの裏（？）は曲線…そんなの無理に決まってるのに気遣い、

豊富な経験の中での的確なアレンジ本当に感謝します。

長々と申し訳ありません。２２日かどうか分からないですが、

きっと私たち２人にとって良いタイミングにこのケーキが届いてくれると思っています。

ケーキが到着しましたらメール、書かせて頂きますね。＞

＜幸子さま

お優しいお言葉を、ありがとうございます！！

そのように言っていただけて、私も胸が熱くなりました。

そして、マンドラのケーキをこんなにも喜んでいただけて私も感無量です！！

すぐに、パティシエに報告しましたところ、かなり照れておりました（笑）

幸子さまと彼氏さまが、マンドラのケーキをお囲みになり、

お幸せなひとときをすごされるさまが目に浮かぶようです。

私までハッピーな気持ちです。ほんとうに、ありがとうございます。

ケーキ到着後のメール、とても楽しみです。お待ちしております！

kiyomi＞

＜遅い時間に申し訳ありません。いよいよ明日、届くかどうかドキドキしています。

お願いがあってメールしています。

確か、ヤマト運輸の伝票番号が分かれば

こちらでケーキが今どこにあるのかネットで調べられるシステムがあったはずだと思い出したのです。

明日は午後から夜間に掛けて外出しなくてはいけないので、

出先で調べられたら何とか時間を作ってヤマト運輸の営業所に受け取りにいけるかもしれないと…

もし、シルバーウィークでお店をお休みされているのなら、

わざわざ調べていただかなくて大丈夫です^^

ふと寝る前に思いついたのでご相談させて頂こうとメール書きました。彼は明日演奏会です。

あ、もう今日か…昨日の全体練習で、マンドラが壊れるハプニングがあっ たものの、

何とか持ち直した様で安心しています。

ケーキが福岡で作られて、彼が大阪にいて、私が北海道にいて…

壮大なお 誕生日ですよね。彼が羨ましいです。＞

＜幸子さま

メールをありがとうございます。

ヤマト運輸の伝票番号をお知らせします。

オンラインで追跡したところ、現在、苫小牧駅前センターまでは行っているようです！！

なんとか、お届けできるのではないかと思います＾＾取り急ぎ、ご連絡します。＞

＜メールありがとうございます！

頂いたメールを読んでいる時に見知らぬ携帯から着信が…

ヤマト運輸の配達のお兄さんからでした！

代引きの荷物届けても大丈夫ですか？って電話でした。

午前中指定だから12時までにはちゃんと届けますよって^^

思わずヤマト運輸のお兄さんに愛の告白する所でした(･_･;

後はケーキが壊れず届く事だけを祈っています。

本当にご心配お掛けしました…信じていて良かった(^^)

後は届いたケーキの状態だけ報告します♪＞

＜届きました！ケーキは無事です！

写真を添付したかったんですが、iphoneが扱いきれなくて(^_^;)

明日の夜までうちの冷蔵庫で休ませます(^^)

美味しそう！！感動！！＞

＜幸子さま

ほっとしました！！

私も、ヤマト運輸のドライバーさんに抱きつきたいくらいです（笑）

これで、明日のパーティは完璧ですね！！

このたびの幸子さまからいただいたご注文にはこんな壮大なストーリーがあったのですね。

神様が用意してくださったとしか思えない演出つきで。

彼氏さまがマンドラのケーキをご覧になるまでは、完結ではありませんけれど＾＾

kiyomi＞

＜おはようございます。

無事昨日一日終えました…が！今回のハプニングはまだ続いていたのです（汗）

昨日は朝から彼を迎えに空港へ。

空港に着いてふと携帯を見ると見知らぬ番号から残された留守番電話…

「今夜ディナーのご予約頂いてました○○（店名）です…

（（私）あぁ、予約の確認ね。初めて行くけどなかなか好感の持てるお店ね。）

実はぎっくり腰になってしまいまして、

本日営業ができなくなりましたので予約はキャンセルさせて頂きます。また後ほどお電話します。」

………どんだけ日頃の行い悪いのわたしっっ！！

今回は本当に泣きました。。。涙出ました。。。

色んな感情を抑えつつ急いで折り返し電話「代わりにどこかお店を紹介して頂けませんか？」

「いやぁ知り合いの店は全部今日休みなんですよねぇ…」

そこにちゃぶ台があったなら間違いなくひっくり返してました…

あーどうしよう…本屋さんへ行って調べても札幌方面がメインで、

苫小牧のレストランなんて載ってません。

落ち着いて、あと３０分で彼が乗った飛行機が着いちゃう…悩んで悩んで汗かいて、

彼とは何度も一緒に行ってるけど味は間違いないイタリアンのレストランを思い出して

電話するもまだ営業前で留守番電話…仕方なく先に彼と合流してランチ。

彼がトイレに立った隙に電話して予約。ふぅ…

彼を一旦家に置き、ケーキをレストランに預けに行き演出について打ち合わせ。

そしていよいよ彼と食事。前菜、魚料理、肉料理、パスタ…

演奏会の話を聞いたり他愛ない話で食事を進め、いよいよケーキの登場！

「まーちゃん、今回のお誕生日プレゼントはケーキにしたよ。」

「ありがとう。わぁ…（まだよく見えていない）。わぁ…すごい（マンドラだってのは気づいたかな？）。

おぉぉぉ！！これ僕のマンドリンじゃん！！！！（ようやく認識した）」

あまりリアクション大きくないからイマイチ？？？

「すごい…驚くを通り越して言葉が出ない…すごい…なにこれ…どうしたの…

だから写真欲しいとか言ったの？どこで作ってもらったの？

すごいすごい…（ケーキぐるぐる回転させる彼）。うわぁ…（下の方も覗く）…」

レストランの方からも「どこで作ってもらえるんですか？

箱を開けた時スタッフ一同「おぉぉぉ」って声があがったんですよ。

みんなで「近寄るな！！」って言って＾＾こんなケーキ初めて見ました。本当にすごいですねぇ。。。」

 

本当は彼にケーキを披露した後、

食べる分は切ってお店のデザートと一緒にお皿に盛って頂くよう打ち合わせしていたんですが

「切るのがもったいないのでこのままお持ち帰りになりますか？」

とお店の方が言ってくださり。私は二人じゃ食べきれないサイズだし、

切って頂いたら正直、あとはお店のスタッフのみなさんでどうぞって幸せをお裾分けする気でいました。

でも予想外に彼が

「このまま持って帰ります！もっとちゃんと照明のあるところで写真撮らなきゃ！」って言い出して＾＾

急遽その場のデザートはケーキを眺めながらお店が出してくれたデザートだけ食べました。

その間も彼は「この…この部分…すごいなぁ…どうなってんの…このネック…ピックガード……

あの人に見せてあげたい。この人にも見せてあげたい。

大阪の演奏会のメンバーに見せてあげたら盛り上がるのになぁ。。。うー…」

なんてみんなに自慢したいと大絶賛でした。私はケーキの到着が遅れそうだったこと、

今日のレストランが馴染みのお店になってしまったこと、一つずつ説明したら

「アクシデントだらけだなぁ」って感じで笑っていました。

急遽予約したのにレストランの対応は素晴らしいもので、このお店にして良かったと思いました。

家に帰ってからも撮影会は続き、私はちゃんと撮れていないとかダメ出しされながらも撮影し続け、

二人であえて切り分けずにケーキをホールごと目の前において直に食べました。

優しい味がして、それでもまだ彼は「この部分すごいよなぁ…」とか言いながら食べてましたよ＾＾

二人で一緒に「魔法のバースデーケーキ」さんのホームページを見て、

スタッフのみなさんの人柄や素晴らしい対応を興奮気味に彼に話しながら

「マンドリン好きにはたまらんわ」とかまたケーキを絶賛する彼でした（笑）

生ものじゃなかったらずっと壊さずに置いておきたい！！って言うくらい、

彼がそこまで何かを褒めるって事は少ないので、

今回の彼の反応には私がびっくりしたくらいです。

長々と書いてしまいました。

こんな感じで、彼が心の底から本当に無邪気に喜んでくれて私もすごくすごく嬉しかったです。

魔法のバースデーケーキ様に出会えて本当に良かったと思えました。

本当に本当にありがとうございます 。

昨夜は私もほっとして、いつもより早い時間に溶けるように眠りにつきました。

今朝の朝食はケーキとコーヒー（笑）彼は血糖値を上げて仕事に出掛けていきました＾＾＞

＜幸子さま

ありがとうございます！！

もう、このままご紹介したいくらいです＾＾（ご紹介しちゃいました・笑）

しかし、このたびの彼氏さまのお誕生日はハラハラドキドキで盛り上がって、

最高のお誕生日だったのではないでしょうか。

喜んでいただいた様子が手に取るようにわかり、ほんとに私も嬉しくなりました！！

写真をたくさん撮られたとのこと。

もしよろしければ、掲載しても可能なものを送っていただくわけにはいかないでしょうか？

うちで撮影したものは、まだ「商品のケーキ」なんです。

お客さまがご自分でろうそくをたてたり、傍に人の気配があることで

やっと、ほんとのバースデーケーキになるんです。

そんな写真をご紹介できたら、ストーリーはよりリアルになるんですが、

なかなか、難しくて（笑）

幸子さまの、マンドラのケーキストーリーは、うちの一おしの物語です。

実は、公式サイトの形が大体整って→http://mahou-birthdaycake.jp/

お客さまの声のご紹介として、サイドバーに上げておりますが

→http://mahou-birthdaycake.jp/himitutop/yuka

アクセス解析で見ると、訪問くださった方がみなさん、読んでくださってるんです。

ここに、幸子さまのマンドラの物語として載せさせていただくつもりです！

きっと、たくさんの方が読んで下さると思います☆

ほんとうに、今回はありがとうございました！！

素晴らしい物語をくださった幸子さまを私は一生忘れません。ありがとうございました！

kiyomi＞

＜あ…写真を添付しようと思っていたのに文章書いていたら

すっかり頭から飛んでしまってました（汗）

確認をするの忘れてしまいましたがロウソクたてた写真を添付します＾＾

若干マンドラのヘリ（？）が取れちゃってますけど、くるくる回したせいかも…ごめんなさいっ（>_<）

今回のお誕生日企画には色んなことが起こりすぎて、完全燃焼しました＾＾

でも「あー楽しかった！」って心から思えたんですよ。

私もこの縁？恩？は一生忘れません＾＾本当にありがとうございました。＞

幸子さま、私もこのご縁、そしてご恩を忘れません。

こんな素晴らしいNeverending Storyをくださった幸子さま、そしてまーちゃんさま（変ではないですよ！）、

ほんとに、ありがとうございました。

どうぞ、お幸せに。

・

★この物語を読んでくださった、一成技装の倉石一成さんが、

ご自身のブログでご紹介してくださっています。

倉石さんのブログもあわせてお読みくださいませ。→倉石さんのブログへ。

 

 

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