ラッセンのマジェスティⅢ、ライオンを描いた角型似顔絵ケーキです。
ライオンと言えば先日、ナショナルジオグラフィックのニュースサイトで、ライオンに関するとても興味深い記事を読みました。
ライオンの群れは母系社会であり、メスで構成されていること。
メスが群れの食料の大半を調達し、なわばりを守っていること。
メスこそが群れの中心であり、オスは自分が生まれた群れや、一か所の群れに留まることはできず、次々に新しい群れを見つけては入ったり出たりを繰り返すのだそうです。
映画「ライオン・キング」のストーリーは、現実のライオン世界とは全く違うようですね。
群れ(家庭)に縛られないライオンのオスは、人間社会と違って自由気ままで羨ましい、と感じる男性もいるでしょうか(笑)
今の時代、人間社会でライオンのオス並みにそれをやりますと、家庭の崩壊が余儀なくされると思いますが^^;
ラッセンのライオンの絵、マジェスティⅢに話を戻します。
彼の描いた雄ライオンは、どこか遠くを静かに見つめています。
そのまなざしに燃える闘争心は見えず
われとわが身を振り返り、これまで歩いてきた道のりに想いを馳せているかのような、遠い目をしています。
絵のタイトルである、「マジェスティ」とは威厳のこと。
百獣の王ライオンとして、常に威厳を保つのは並大抵のことではないでしょう。
恋をしたメスを想い、可愛い我が子を想い、そして我が身の孤独さを、想っているのかもしれません。
孤高のライオン、そんなひとがいるとしたら、そのひとはきっと寂しいと思います。たぶん。